ニアショア開発とは、国内の企業に外注すること

ニアショア開発とは、WEBサイトやシステムなどの開発・運用・保守業務の一部を、国内の地方にあるシステム開発会社に外注することです地方に委託することで首都圏や大都市に比べて単価を抑えやすいため、開発や運用にかかるコストを抑えることができます。 

開発費用の安い国内企業に外注するこオフショア開発とは?と自体は以前からありましたが、リモートワークの普及により遠隔地からの業務遂行が容易になったこと、国内の地方企業によるニアショア開発のハードルが下がったことから、近年注目が高まっています。 

オフショア開発とニアショア開発の違いとは?

オフショア開発とは?

オフショア開発とは、海外のシステム開発会社にソフトウェア・WEBシステムなどの開発・運用・保守業務を委託する、開発の手法です。 

ニアショア開発との違い

ニアショア開発とオフショア開発の最大の違いは「国内に外注するか」「海外に外注するか」という点です。 

国内の地方都市企業に外注するニアショア開発とは違い、オフショア開発では海外の企業に外注します。 

ニアショア開発のメリットは?

ニアショア開発には、大きく分けて4点のメリットがあります。

1.コストの削減 

ニアショア開発を通して地方に開発を外注することで、首都圏や大都市の企業に外注するよりもコストを削減できます。 

WEBサイトやシステムの開発にかかる費用のほとんどは、人件費です。 

2024年のエンジニアの単価を見ると、首都圏は月額116万円程度、地方なら87万円程度(※1)。つまり、地方の企業に外注すれば、概ね25%の開発コスト削減が可能です。 

※1 一般社団法人日本ニアショア開発推進機構.” エンジニア単価情報 2024年版レポート”. 2024

2.言語や文化の違いがなく円滑なやり取りが可能

オフショア開発では海外人材とのやりとりが必要になるケースが基本となります。 

そのため、言語や文化の違いを埋めるためにルールを作る・言語のトレーニングを行うなどのコミュニケーションコストがかかってしまいます。 

特にシステムの開発は細かなすり合わせが必要な業務が多いので、コミュニケーションにコストがかからないのはニアショア開発の大きなメリットだと言えます。 

3.開発現場の実態把握や品質管理が容易 

オフショア開発では、遠隔で、しかも海外企業のプロジェクト管理を行うことになるため、品質基準やチームの作業状況を正しく把握することが難しくなります。 

それに比べニアショア開発では、国内のシステム開発会社に開発を外注するため、何か問題があった場合でも比較的簡単に現地に訪問し実態把握が可能です。 

また、現地の状況を把握することによりシステム自体の品質管理も確実に行うことができます。 

4.法規対応等、国独自の対応が不要 

オフショア開発は、外注先が海外のため常にカントリーリスク(政治・経済)が付きまといます。 

例えば、ある国で独自の法整備が行われた場合、システムの仕様やスケジュールの再調整が必要になるなど、様々な問題が生じるリスクがあります。 

ニアショア開発なら日本国内へ委託するので、こういったカントリーリスクはほぼないと言えるでしょう。 

ニアショア開発のデメリットは?

ニアショア開発には、大きく分けて2点のデメリットがあります。 

1. オフショア開発と比較するとコスト削減は限定的 

首都圏と比べれば、愛知や兵庫などの地方に外注した方がコストを削減できます。しかし、オフショア開発と比べるとコストカットのインパクトは限定的です。 

外注先人月単価
(エンジニア)
首都圏との差額
(エンジニア, %)
人月単価
(プログラマー)
首都圏との差額
(プログラマー,%)
首都圏(※1)116.0万円72.5万円
地方(※1)87.1万円-24.9%61.0万円-15.9%
ベトナム(※2)49.1万円-57.7%40.2万円-44.6%
フィリピン(※2)53.3万円-54.1%35.8万円-50.6%
インド(※2)68.6万円-40.9%50.8万円-29.9%

そのため、よりコストを削減したいなら、オフショア開発を選択した方が良いと言えます。 

※2 オフショア開発ドットコム. “オフショア開発白書2023年版” . 2023 

2.オフショア開発と比較すると良い人材・外注先が限られる 

近年ニアショア開発の需要が急増していることに起因し、ニアショア開発において良い人材・外注先の確保がより難しい状況となっています。 

さらに、昨今では国内の労働人口が減少していることもあり、この厳しい状況に拍車をかける形となっています。 

また、世界各国におけるオフショア開発と比較すると、日本国内に限定されるニアショア開発は人的リソースの絶対数で劣るという点も挙げられます。 

日本のIT人口が少ないと言われる中、オフショア開発の人的リソースの豊富さと比べた時に、ニアショア開発の人的リソースが少ないというのは避けられない事実です。 

ニアショア開発 オフショア開発 
 概要・国内の地方の企業に開発を委託 ・海外の企業に開発を委託 
メリット ・コストの削減が可能 
・言語や文化の違いがなく円滑にやり取り可能
・気軽に現地訪問が可能で、実態把握や品質管理を行いやすい 
・法規対応等、国独自の対応が不要 
・大幅なコスト削減が可能 
・グローバル化への対応が可能
・海外の優秀な人材を確保できるため、自社の技術力/開発体制の強化が可能 
デメリット ・オフショア開発と比べると費用が高い
・オフショア開発より人的リソースも限られる 
・言語や文化の違いが障壁になることがある
 ・遠隔地なので品質管理が難しい 
・セキュリティリスクが高まる 

オフショア開発とニアショア開発の使い分けのコツ

オフショア開発やニアショア開発にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

そのため、それぞれの特徴を把握した上で上手に使い分けることが大切です。ここからはオフショア開発とニアショア開発の使い分けのコツをお話しします。

オフショア開発に向いているケース 

オフショア開発に向いているのは、以下のようなケースです。 

・比較的開発規模が大きく、多くの人的リソースが必要 
・技術力が高い人材を確保したい
・コストを抑えたい 

特に、AI・Iot・ブロックチェーン・クラウドなどの先端技術を使って開発する場合、オフショア開発が向いています。オフショア開発先として注目されているベトナム・フィリピンなどの国ではIT産業の成長に伴い、優秀なIT人材が急増しているためです。 

優秀なエンジニアをある程度安定して確保できるので、コストを抑えて比較的大きなプロジェクトを行いたいなら、オフショア開発が向いていると言えます。 

ニアショア開発に向いているケース 

ニアショア開発に向いているのは、以下のようなケースです。 

・比較的小規模で、そこまで人的リソースを必要としない 
・言語や文化の違いを気にせず比較的安くIT人材を確保したい 

ニアショア開発だと、期待するほどコストを抑えられないケースが多いです。 

また、今後リモートワークがより一般的になって地域間の報酬のギャップが少なくなると、コスト面でのメリットはさらに小さくなる可能性もあります。 

言語や文化の違いを気にせず、業務に集中したい、かつ小規模の開発でそこまで人的リソースを必要としない場合はニアショア開発が向いているでしょう。 

オフショア開発なら、BLUEWIND ASIAにお任せください!

ここまで、オフショア開発とニアショア開発の特徴・違いなどを紹介してきました。

弊社BLUEWIND ASIAは、フィリピンのセブ島でオフショア開発の支援を行っております。

プログラマー・シニアエンジニアなどのデベロッパーが一律月38万円でサポートいたしますので、国内で開発を行うよりもコストの削減が可能です。

また、必ず窓口に日本人の担当者を配置しますので、オフショア開発においてネックになる文化・言語の障壁なく、スムーズにプロジェクトを進行できると好評をいただいております。

まずは「自社のプロジェクトにオフショア開発が向いているか?」「予算や納期の目安は?」など、小さなことからでも構いません。

日本人のスタッフが丁寧にお話しを伺いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。