ハードウェアとソフトウェアの違いとは?
ハードウェアとソフトウェアにはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの特徴について解説します。
ハードウェアとは?
ハードウェアとは、実際に触れることができる、コンピュータの部品のことです。
パソコン・画面に映像を表示するディスプレイ・文字を入力するキーボード・マウス・プリンター・スマートフォンなどがハードウェアにあたります。
ハードウェアを人間の体で例えると、手足をはじめとした、体のパーツのようなもの。手足がなければ動けないように、ハードウェアなしにコンピュータを作動させることはできません。
ソフトウェアとは?
ソフトウェアとは、コンピュータに対して命令を出すための「指示書」のことです。ハードウェアを作動させる内容や手順を、コンピュータが理解できる言葉で記述したものを指します。
具体的には、パソコンやスマートフォンを動かすための基本ソフト(OS)・ゲーム・表計算ソフトなどがソフトウェアにあたります。
ソフトウェアを人間に例えると「脳からの指令」のようなものです。
ボールを投げるとき「ボールを握る・投げる」という一連の動きは、脳からの指令によって行われます。脳が体にさまざまな指示を出すように、ソフトウェアは、ハードウェアに指示を出してコンピュータを作動させます。
ハードウェアとソフトウェアの違い
ハードウェアとソフトウェアの違いを簡単に説明すると、以下の通りです。
ハードウェア:パソコン本体など、実体を持つ機器
ソフトウェア:コンピュータに指令を出すプログラム
ハードウェアは「人間の体」ソフトウェアは「脳からの指令」のような働きを持っています。
体だけではどのように動くべきか分かりませんし、逆に、脳からの指令だけでは動きをアウトプットすることができません。2つが組み合わさることではじめて、正しく作動することができます。
「ハードウェア」の具体例
コンピュータを構成するハードウェアは、大きく分けて4種類です。
- 入力装置:コンピュータに情報を送り込むための装置
- 例:キーボード、マウス、タッチパネル、マイク、カメラ
- 役割:文字や数値、画像、音声などの情報をコンピュータに入力
- 記憶装置:情報を保存しておくための装置
- 例:ハードディスク(HDD)、SSD、USBメモリ、SDカード
- 役割:OS(基本ソフト)、アプリケーション、データなどを保存
- 演算装置:情報を処理するための装置
- 例:CPU(中央処理装置)、GPU(画像処理装置)
- 役割:計算、データ処理、命令の実行など、コンピュータの頭脳
- 出力装置:処理された情報を人間が認識できる形に変換して出力する装置
- 例:ディスプレイ、プリンター、スピーカー
- 役割:文字、画像、音声、動画などを表示・印刷
各装置を通じた一連の流れ
①キーボードやマウスなどの入力装置から情報が入力される
②ハードディスクやSSDなどの記憶装置に、入力された情報が一時的に保存される
③記憶装置に保存された情報に対して、CPUやGPUが計算・処理を行う
④処理された結果が、ディスプレイなどに出力される
このように、各装置が連携することで、さまざまなタスクを処理しています。
「ソフトウェア」の具体例
ここでは、ソフトウェアの具体例をご紹介します。
OS(オペレーティングシステム)
コンピュータを動かすための司令塔のような役割を果たすのが「オペレーティングシステム(OS)」です。具体的には、ユーザーやアプリなどに対して標準的な機能・規格を提供したり、ハードウェアを効率的に管理したりします。
パソコンだとWindowsやmacOS、スマートフォンならiOSやAndroidがOSにあたります。
ミドルウェア
ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの中間に位置するソフトウェアのことです。WEBサーバ・アプリケーションサーバ・データベースなど、プログラムが正しく実行されるための環境を提供してくれます。
OSは汎用的な機能、アプリケーションはある目的を遂行するための専門的な機能を担いますが、パソコンやスマートフォンの中には「OSほど汎用的ではないが、アプリケーションほど専門的でもない」領域があります。そういった領域を担うのがミドルウェアです。
アプリケーション
アプリケーションは、ある目的を達成するための機能のことを指します。例えば、文章を作成する「Microsoft Word」・人とコミュニケーションをとる「LINE」・インターネットを閲覧する「Google Chrome」など様々です。
企業で利用される在庫管理システムや顧客管理システムなども、アプリケーションに含まれます。
ハードウェア・ソフトウェア開発の、外注先の選び方
ハードウェア開発とソフトウェア開発には、全く異なる分野のノウハウが必要です。
そのため、システム開発を成功させるためには、それぞれの特性を理解し、適切な企業に発注する必要があります。ここからは、ハードウェア・ソフトウェア開発を外注する際の、外注先の選び方を解説します。
ハードウェア開発を行う場合
外注先選定の際のチェックリスト
◻︎ソフトウェアの開発までワンストップで依頼できるか
◻︎部品調達まで相談できるか
◻︎デバイス・機器の開発実績が豊富か
◻︎開発費用は妥当か
ハードウェア開発を外部に依頼する際は、ハードウェアそのものだけでなく、その中で動くソフトウェア開発にも対応できる企業を探すことをおすすめします。
その際、完成イメージが曖昧なままでは、求める機能・デザインを満たせる企業を見つけることが非常に難しくなってしまいます。外注前に十分な要件定義を行っておきましょう。
また、ハードウェアは形ある製品なので、完成までにさまざまな部品が必要です。部品の選定・調達は、開発期間やコストに大きく影響します。部品調達から相談に乗ってくれるか、という点もきちんと確認することが大切です。
ソフトウェア開発を行う場合
外注先選定の際のチェックリスト
◻︎使用するハードウェアとの相性が良いか
◻︎開発したい内容と企業の得意分野が合っているか
◻︎実績は十分か
◻︎開発費用は妥当か
ソフトウェア開発は、ハードウェア開発と比較して対応可能な企業が多く、選択肢が豊富です。しかし、だからこそ慎重な検討が必要となります。
大前提として、外注前には「PC・スマートフォン・ゲーム機など、どのハードウェアを使用するのか」と「搭載する機能」を明確にすることが必要です。
また、PC向けソフトウェア開発を得意とする企業・スマートフォンアプリ開発に特化した企業など、開発会社によって得意とする分野は異なります。そのため、開発したいものと開発会社の得意分野が噛み合っているか、きちんと確認することも大切です。
費用・実績・得意ジャンルなどを徹底的に比較し、見積もりをした上で決めてみてください。
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特に近年ではIT企業の数が急激に増えているからこそ、ハードウェア・ソフトウェアなどを開発する際は、自社の開発内容と外注先の得意分野が合っているか・実績はあるか・開発費用が高すぎないか…などの見極めを行うことが非常に大切です。
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